恋愛禁止ダンジョン、攻略中。





「えっと……ね。実は前から、ずっと気になってて……」





言葉が、喉の奥に引っかかる。
奏都くんが、じっと自分を見つめている。


今までの奏都くんと過ごした日常生活のことや、ミッションのことを思い出した。


たったの7日間。
だけど、短いようですごく内容が濃かった。





「最初はさ、ただミッションをこなすだけって思ってたの。
でも、一緒に過ごしてるうちに、
“もっと知りたい”って思うようになって……」 





……あれ?

言葉が止まらない。止められない。





「手が触れたら、嬉しくて。名前を呼ばれたら、ドキッとして。
困ってるとこ見たら、助けたいって思って……」 





心臓の音が大きくなっていく。





「そんなの、ただのペアの関係じゃないって、気づいてたのに……
気づかないフリ、してた」 





唇が震える。

言っちゃだめ。“自覚”しちゃだめ、なのに……。





「でも、もう無理。
わたし……奏都くんのこと、ほんとに好きになっちゃったんだよ」





言った瞬間、自分でも驚くほどにスッとした。
けれど──



———

《ときめき度が規定値を超過しました》
《現在のときめき度:101%》

《ゲームオーバー条件を確認》
《処理開始まで:10秒》

———