「“コントロールしてる”って言ってたよね……どうやって!?どうやって下げるの!?」
「前に話したじゃん。心の中で冷静のツッコミを入れるとか、さ」
「え、それでちゃんとコントロールできてるの!?」
考えれば考えるほどわからなくて、胸がもやもやしてくる。
“俺だって必死だよ”って、さっき言ってた……。
りんの頬が、またぽっと赤くなる。
「……やっぱズルいわ……そっちが冷静すぎて、こっちだけアホみたいじゃん……!」
でも、なんだろう。
ちょっとだけ、嬉しかった。
わたしのこと、ちょっとでも“いい”って思ってるのかな、なんて……。
そう思った瞬間、《ときめき度+3%》という通知がポンと現れて、りんは全力でスマホを閉じた。
「ちょ、ちょ、今のナシ!!なかったことにして!お願いっ!!」
だが、通知は容赦ない。
《現在のときめき度:59%》
《※これ以上のときめき度上昇すると、ペナルティ期間伸びちゃうよ♡》
「ひ〜〜ん!わたしもう霧島くんのこと何も考えない!!考えないぞ〜〜〜!!」
そんな叫びが、通学路にこだました帰り道だった。
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