内気な美織は新しい高校のクラスに馴染むことができず、一ヶ月経った今でも友達は一人もいない。ただ誰にも目立たないように毎日読書か勉強をするだけの毎日だった。それなのに今、クラスメートの男子に話しかけられている。
「俺、星野真宙(ほしのまひろ)。科学部の部長なんだ!」
「この学校、科学部なんてあったの?ていうか一年生で部長!?」
美織が驚くと真宙は照れたように笑いながら頭をかく。
「部員、俺と同じ一年生二人なんだよね」
廃部寸前の部活というわけである。二年生や三年生はどこへ行ってしまったのか。呆れる私に星野くんは手を合わせて懇願する。
「お願い!一緒に星見よう!」
「……何で私なの?仲のいいクラスメート誘ったらいいじゃない」
「それは……」
ゴニョゴニョと星野くんが話す。要はなんの部活も入っていないぼっちの私に科学部の魅力を伝え、入部してもらうことが目的だそう。
「天体だって科学の分野の一つ!星綺麗だし見てて面白い!と思う!」
「面白いって断言しないのね」
「俺、星野真宙(ほしのまひろ)。科学部の部長なんだ!」
「この学校、科学部なんてあったの?ていうか一年生で部長!?」
美織が驚くと真宙は照れたように笑いながら頭をかく。
「部員、俺と同じ一年生二人なんだよね」
廃部寸前の部活というわけである。二年生や三年生はどこへ行ってしまったのか。呆れる私に星野くんは手を合わせて懇願する。
「お願い!一緒に星見よう!」
「……何で私なの?仲のいいクラスメート誘ったらいいじゃない」
「それは……」
ゴニョゴニョと星野くんが話す。要はなんの部活も入っていないぼっちの私に科学部の魅力を伝え、入部してもらうことが目的だそう。
「天体だって科学の分野の一つ!星綺麗だし見てて面白い!と思う!」
「面白いって断言しないのね」


