一度は聞き取れなかった要望を聞いてすぐ、彼は金属バットを手放し、パーカーを手袋代わりにして首を絞めた。これは苦しいだけで、痛くはないはずである。
殺せたら後はどうでもいい彼にとって、男子の身に起きたことに関心はなかった。男子が受けた痛みにも共感できなかった。それが可能な人間であれば、人を殺して快楽を得ることなどない。
首を絞め続け、生が感じられなくなっても絞め続け、手が疲れ始めたタイミングで離す。男子は静かに絶命したようだが、念には念を入れて殺すことに拘る彼は、その場を立ち、絞めた首を踏み潰した。体重をかけて踏み潰した。
一頻り押さえつけたところで気が済み、再び金属バットを掴み取る。楽に殺させてくれた、瀕死だった男子にもう用はない。彼は最初に始末した男子に目をつけ後頭部をバットで突いた後、狙いを定めてぶん殴った。ぶん殴った。ぶん殴った。何度も殴った。殴った。殴った。一連の動作に迷いはなかった。他の二人を殴ることにも迷いはなかった。
殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴った。彼は三人を徹底的にぶちのめした。満足するまで叩きのめした。生を殴る行為も、死を殴る行為も、どちらも快感だった。
四人の人間を殺しまくったことで、心も体もすっきりするほどに満たされた彼は、息を吐きながら金属バットを投げ捨てた。パーカーを腕に引っ掛ける。
「帰りますか」
人を殺害して損壊したことに罪悪感もなくカナデに呼びかけると、カナデは次は自分の独擅場だとばかりに死んだ人間の衣服を指紋に注意しながら弄り始めた。何をしているのかと思ったが、一切制止することなく好き勝手殺らせてくれた手前、口を挟むことは憚られる。彼は黙って事の成り行きを見守った。
殺せたら後はどうでもいい彼にとって、男子の身に起きたことに関心はなかった。男子が受けた痛みにも共感できなかった。それが可能な人間であれば、人を殺して快楽を得ることなどない。
首を絞め続け、生が感じられなくなっても絞め続け、手が疲れ始めたタイミングで離す。男子は静かに絶命したようだが、念には念を入れて殺すことに拘る彼は、その場を立ち、絞めた首を踏み潰した。体重をかけて踏み潰した。
一頻り押さえつけたところで気が済み、再び金属バットを掴み取る。楽に殺させてくれた、瀕死だった男子にもう用はない。彼は最初に始末した男子に目をつけ後頭部をバットで突いた後、狙いを定めてぶん殴った。ぶん殴った。ぶん殴った。何度も殴った。殴った。殴った。一連の動作に迷いはなかった。他の二人を殴ることにも迷いはなかった。
殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴り、殴り殺した人間をまた殴った。彼は三人を徹底的にぶちのめした。満足するまで叩きのめした。生を殴る行為も、死を殴る行為も、どちらも快感だった。
四人の人間を殺しまくったことで、心も体もすっきりするほどに満たされた彼は、息を吐きながら金属バットを投げ捨てた。パーカーを腕に引っ掛ける。
「帰りますか」
人を殺害して損壊したことに罪悪感もなくカナデに呼びかけると、カナデは次は自分の独擅場だとばかりに死んだ人間の衣服を指紋に注意しながら弄り始めた。何をしているのかと思ったが、一切制止することなく好き勝手殺らせてくれた手前、口を挟むことは憚られる。彼は黙って事の成り行きを見守った。



