裏で殺人を働いている彼が就いている職は、アパートから車で数分程度の場所にあるコンビニの店員だった。良くも悪くも一般的な仕事だ。特に目立つこともなく、どこにでもいる店員として働けている。
そのコンビニはシフト制だった。店長に自ら希望して、シフトは深夜の時間帯に調整してもらっていた。だからこそ、夜遅くまで余裕があるのだった。
日中にバリバリ働くよりも、深夜のテンションで働く方が性に合っている。行きも帰りも、あまり人に会わないのがいい。昼夜逆転生活も悪くはなかった。夜行性だと言わざるを得ない現状である。
殺人も、今のところ全て夜に実行していた。暗い夜の方が人目につきにくいため、明るい朝や昼よりも行動を起こしやすいのだ。人を殺しに行っているのだから当然だろうか。
夜は変質者が多いと聞くが、あながち間違いでもないかもしれない。殺人を犯している彼も、変質者と言えば変質者であった。人を殺す予定のある夜に限り、化けの皮を剥ぐタイプである。
彼は布団に潜り込み、改めて就寝する体勢に入った。楽な部屋着に着替えるべきかと思ったが、面倒が勝り、やめた。殺しに行くのにわざわざオシャレなどしていないため、このままの格好でもいいだろう。今回の趣味は、返り血を浴びずに済んだのだ。汚れが気になるほどのことでもない。
同じアパートの住人たちがそろそろ目を覚ますであろう朝方に、周りと真逆の生活を送る彼は、仕事終わりのように深い眠りについたのだった。
そのコンビニはシフト制だった。店長に自ら希望して、シフトは深夜の時間帯に調整してもらっていた。だからこそ、夜遅くまで余裕があるのだった。
日中にバリバリ働くよりも、深夜のテンションで働く方が性に合っている。行きも帰りも、あまり人に会わないのがいい。昼夜逆転生活も悪くはなかった。夜行性だと言わざるを得ない現状である。
殺人も、今のところ全て夜に実行していた。暗い夜の方が人目につきにくいため、明るい朝や昼よりも行動を起こしやすいのだ。人を殺しに行っているのだから当然だろうか。
夜は変質者が多いと聞くが、あながち間違いでもないかもしれない。殺人を犯している彼も、変質者と言えば変質者であった。人を殺す予定のある夜に限り、化けの皮を剥ぐタイプである。
彼は布団に潜り込み、改めて就寝する体勢に入った。楽な部屋着に着替えるべきかと思ったが、面倒が勝り、やめた。殺しに行くのにわざわざオシャレなどしていないため、このままの格好でもいいだろう。今回の趣味は、返り血を浴びずに済んだのだ。汚れが気になるほどのことでもない。
同じアパートの住人たちがそろそろ目を覚ますであろう朝方に、周りと真逆の生活を送る彼は、仕事終わりのように深い眠りについたのだった。



