「申し訳ございませんっ!!」
早朝に帰還したオルランドに向かって
ひたすらに謝罪するレナートの声が
静まり返った王宮に響きわたる。
「謝罪より先に、王妃の容態を説明しろ。一体何があって、今の状況になったんだ。」
「王妃様のもとに王太后様からお茶会の招待状があり、王妃様はそれに出席すべく王太后様のサロンに向かわれました。しかしその招待状は偽造で、待っていたのはの王太后様ではなく、数名のご令嬢たちでした。階段付近で彼女たちが王妃様に一方的に詰め寄り、体勢を崩した王妃様が階段から転落してしまったという次第です。」
「その日はいつで、王妃の容態は?」
「ちょうど10日ほど前のことで、命に別状はないのですが、全身打撲と左腕骨折の重症です。その日以来、ずっとご静養されています。私がお茶会の有無を王太后様の付きの者に確認していれば防げたのに、忙しいからと怠ってしまいました。なんとお詫びしたらよいか、、、」
「ひとまず命に別状はなくて良かった。して、王妃に怪我をさせた令嬢たちはどうしている?」
「彼女たちをその場で拘束して全員氏名を把握しました。とりあえずは国王陛下の名で自宅謹慎を命じております。」
「その者たちの処分は追々考えよう。朝食後に王妃を見舞う旨、マーゴに連絡しておけ。」
早朝に帰還したオルランドに向かって
ひたすらに謝罪するレナートの声が
静まり返った王宮に響きわたる。
「謝罪より先に、王妃の容態を説明しろ。一体何があって、今の状況になったんだ。」
「王妃様のもとに王太后様からお茶会の招待状があり、王妃様はそれに出席すべく王太后様のサロンに向かわれました。しかしその招待状は偽造で、待っていたのはの王太后様ではなく、数名のご令嬢たちでした。階段付近で彼女たちが王妃様に一方的に詰め寄り、体勢を崩した王妃様が階段から転落してしまったという次第です。」
「その日はいつで、王妃の容態は?」
「ちょうど10日ほど前のことで、命に別状はないのですが、全身打撲と左腕骨折の重症です。その日以来、ずっとご静養されています。私がお茶会の有無を王太后様の付きの者に確認していれば防げたのに、忙しいからと怠ってしまいました。なんとお詫びしたらよいか、、、」
「ひとまず命に別状はなくて良かった。して、王妃に怪我をさせた令嬢たちはどうしている?」
「彼女たちをその場で拘束して全員氏名を把握しました。とりあえずは国王陛下の名で自宅謹慎を命じております。」
「その者たちの処分は追々考えよう。朝食後に王妃を見舞う旨、マーゴに連絡しておけ。」



