魔法使いユメと小さなドールフレンズ!

「おばあさん。お願い、返してください。みんなが大切にしているものなの」

 どうしてもワルい人だと思いたくないユメは、頭を下げます。

(あんなにやさしかったのに、信じられない。信じたくないよ)

「わかるかい? ワタシが、なぜキミたちを集めたのか」

 魔法使いのおばあさんは、今までのことを話し始めました。

 シャオの記憶をうばったのも、キキのアイスクリーム屋さんへ行ったのも、おばあさんでした。
 マリンに友達を作らなければ、人形にしてしまう魔法をかけてユメの家へ。
 みんな、思い通りに動かされていたのです。すべては、このフルオパールを手に入れるため……。

 それを知った四人は言葉を失いました。

(いい人だと思っていたのに、あんまりだよ)

 魔法使いのおばあさんが、杖をふろうとしています。
 アクアリウムケースから、フルオパールを取り出すつもりでしょう。

「そうはさせないよ! 私だって、見習いだけど、魔法使いなんだから!」

 ムーンステッキを天井(てんじょう)へ向けて、ユメはおまじないをとなえます。

「キラリキラリラ……」

 その時、ムーンステッキがはねて、ユメの手から離れてしまいました。