魔法使いユメと小さなドールフレンズ!

 マリンの持っていた硬貨(こうか)で、アイスクリームを買うことができました。

 ひとくち食べて、マリンがほっぺたをさわります。

「とってもおいしい。ほら、ユメちゃんとシャオも食べてみて?」

 すすめられて、ユメもパクリ。
 甘くてとろけるクリームに、パリパリとしたかんしょく。宝石のフルーツは、思ったよりかたくてアメみたいです。

(なんだか元気のパワーがみなぎるアイスクリーム!)

「このアイスは特別なのら。みんなハッピーになれるのら」

 アイス売りの女の子が、カウンターからこちらをのぞきこみました。
 くりくりの大きな目に、頭にはネコの耳がピコンとついています。

(さっきは気がつかなかったけど、小さくてかわいい……!)

「キキの宝石アイスは有名なのら! 一度食べたら忘れられないのら!」

 エッヘンと得意げな顔。ピョーンと軽やかに、カウンターを飛びこえて来ました。

「ステキなアイスクリーム屋さんだね。ずっとここでお店をしているの?」
「そうなのら! お客さんに、毎日アイスと笑顔を届けているのら」

 毎日……? ピコン!
 ユメは、なにかひらめいたようです。

「最近、変わったことはなかったかな? たとえば、不思議なお客さんが来たとか」

 シャオの記憶につながるなにかがあるかもしれない。少しでも手がかりをつかめたら……。
 いのる気持ちで、ユメは聞きました。