魔法使いユメと小さなドールフレンズ!

 森の中に声がひびきわたります。けれど、光はあらわれません。マシュマロの花は取れたままです。

(やっぱり、時間をもどす魔法はできないみたい)

 がっかりしながら、ユメはもう一度あやまりました。

「そんなアマチュアな魔法ではムリじゃよ。もっとれんしゅうをしないと。レベルの高い魔法は使えん」

 そのとき、うしろから声が聞こえてきました。おかしの家の方からです。
 ふりかえると、青いローブを着たおばあさんが立っていました。
 白いかみの毛にしわしわの高いはな。絵本に出てくる魔女そのものです。

「あなたは、おかしのお家の人ですか? ごめんなさい。マシュマロのお花をつんでしまいました」

 頭をさげると、魔女のおばあさんは首をかしげました。

「おじょうちゃんがやったのかい?」

 ユメはドキッとします。
 だって、すべて知っているかの顔をしているからです。

「ぼくが取ったんだ。あまりにもおいしそうで……ごめんなさい!」