「高見橋くん。あたしのスペアになってくれて本当にありがとう。これからもよろしくね」
「ああ。これからもよろしくな」
何だか、不思議な気分だ。
高見橋くんがそばにいるだけで気分が上がる。
あたしは改めて、これからのことを考えることにした。
有村くんが『スムージーラリア』に来てくれたことで、転移者の協力を得ることができるようになった。
奇跡コネクトのクリア条件を満たすためにしなくてはならないことは二つ。
新たな転移者さんの呼び込み。
そして、転移者さんたちと一緒に、ゲームの世界の発展。
でも、どちらも宙ぶらりんのままだ。
思いつく案はない。
心当たりもない。
それでも、あたしたちは後悔のない選択をするだけだ――。
「高見橋くん。『スムージーラリア』の世界の発展って、どうしたらいいのかな?」
「そうだな。『スムージーラリア』の世界は、乙女ゲームがもとになっているだろう。それを参考にしたら、いいんじゃないかな」
返ってきた答えは、あまりにもまっすぐ過ぎた。
あたしは生粋のゲームマニアだ。
幼い頃からしてきたゲームは数知れず。
もちろん、その中には乙女ゲームも山ほどある。
乙女ゲームの発展といえば、主に特定のキャラクター同士の好感度を上げることによって発生するイベントや、ゲームシステム上の変化を指すはずだ。
つまり、三角関係やグループでの行動、告白の展開などがそれに当たる。
「ああ。これからもよろしくな」
何だか、不思議な気分だ。
高見橋くんがそばにいるだけで気分が上がる。
あたしは改めて、これからのことを考えることにした。
有村くんが『スムージーラリア』に来てくれたことで、転移者の協力を得ることができるようになった。
奇跡コネクトのクリア条件を満たすためにしなくてはならないことは二つ。
新たな転移者さんの呼び込み。
そして、転移者さんたちと一緒に、ゲームの世界の発展。
でも、どちらも宙ぶらりんのままだ。
思いつく案はない。
心当たりもない。
それでも、あたしたちは後悔のない選択をするだけだ――。
「高見橋くん。『スムージーラリア』の世界の発展って、どうしたらいいのかな?」
「そうだな。『スムージーラリア』の世界は、乙女ゲームがもとになっているだろう。それを参考にしたら、いいんじゃないかな」
返ってきた答えは、あまりにもまっすぐ過ぎた。
あたしは生粋のゲームマニアだ。
幼い頃からしてきたゲームは数知れず。
もちろん、その中には乙女ゲームも山ほどある。
乙女ゲームの発展といえば、主に特定のキャラクター同士の好感度を上げることによって発生するイベントや、ゲームシステム上の変化を指すはずだ。
つまり、三角関係やグループでの行動、告白の展開などがそれに当たる。



