「我が愛しの女神、芽衣様が導いた転移者様を苦しめる愚かな者たちよ」
妖精さんは髪をかき上げ、うっとりと宙を見つめた。
一つ一つの仕草が、どこか芝居がかっている。
「プラモデル大好き、うめぼし顔。学園の王子である妖精プリンスのわたくしに、あなたたちが勝てる確率は99パーセントしかありませんよ!」
99パーセント。
それって、ほとんど勝てるってことじゃ!?
というか、やっぱり、学園の王子様も変な妖精さんだった。
あたしがうんざりとした顔をしていると。
「わたくしは妖精プリンス。愛しの女神、芽衣様をこよなく愛する妖精とは、わたくしのことです。世界中の警察官はすべて妖精、芽衣様を苦しめる者たちは許しませんよ!」
今回の騒動の火付け役、妖精プリンスさんはびしっとポーズを決めた。
その後ろで、警察の格好をした妖精さんたちが『芽衣様、バンザイ!』と歓声を上げている。
「ええっ! この世界、妖精が警察?」
しかも、思った以上に、有村くんがニュースの内容に食いついてしまった。
「そうみたいだな」
高見橋くんは苦笑して、噛みしめるように声に出す。
やがて、テレビ画面は、先程の男の人がいるスタジオに変わった。
「妖精警察によりますと、捕まった少年たちは全員、転移者である有村郁斗様をいじめていた、と容疑を認めております。なお、全員、有村郁斗様の下僕にしてほしいと泣き叫んでいるようです」
「ええっ!!」
突然の事態に動揺するあたしたちを無視して、いじめ問題は思わぬ決着を見せていた。
妖精さんは髪をかき上げ、うっとりと宙を見つめた。
一つ一つの仕草が、どこか芝居がかっている。
「プラモデル大好き、うめぼし顔。学園の王子である妖精プリンスのわたくしに、あなたたちが勝てる確率は99パーセントしかありませんよ!」
99パーセント。
それって、ほとんど勝てるってことじゃ!?
というか、やっぱり、学園の王子様も変な妖精さんだった。
あたしがうんざりとした顔をしていると。
「わたくしは妖精プリンス。愛しの女神、芽衣様をこよなく愛する妖精とは、わたくしのことです。世界中の警察官はすべて妖精、芽衣様を苦しめる者たちは許しませんよ!」
今回の騒動の火付け役、妖精プリンスさんはびしっとポーズを決めた。
その後ろで、警察の格好をした妖精さんたちが『芽衣様、バンザイ!』と歓声を上げている。
「ええっ! この世界、妖精が警察?」
しかも、思った以上に、有村くんがニュースの内容に食いついてしまった。
「そうみたいだな」
高見橋くんは苦笑して、噛みしめるように声に出す。
やがて、テレビ画面は、先程の男の人がいるスタジオに変わった。
「妖精警察によりますと、捕まった少年たちは全員、転移者である有村郁斗様をいじめていた、と容疑を認めております。なお、全員、有村郁斗様の下僕にしてほしいと泣き叫んでいるようです」
「ええっ!!」
突然の事態に動揺するあたしたちを無視して、いじめ問題は思わぬ決着を見せていた。



