*
日付が変わって翌日。
あれから有村くんがいなくなっていないか、あたしは戦々恐々していた。
だが、その心配はいらなかった。
「あ……!」
あたしたちが庭に行くと、ぼんやりと立っていた有村くんは表情を華やかせる。
「なあ、どうやって『スムージーラリア』に行くの?」
有村くんは駆け寄ると、先の展開で気になっていたことを質問した。
『有村郁斗様、お待たせいたしました。異世界ぶらり旅ツアー。異世界行きの紙飛行機、もといゲームトリップ、まもなく出発します!』
「なんだ、それ?」
スポナビさんのよく分からない言い分に、有村くんは期待するような眼差しを向けている。
「スポナビさん、おもしろいね」
『……あんまりです。郁斗様』
身も蓋もない返答に、スポナビさんはガーンとショックを受ける。
でも、有村くんはお構いなしに笑っていた。
目をキラキラと輝かせて、何だか楽しそう。
昨夜とは大違い。
もしかしたら、口では否定しつつも、実際はゲームの世界に行くことを楽しみにしていたのかもしれない。
だって、有村くんの趣味は読書。
とくに、異世界転生ものや異世界転移もののライトノベルを読むことだから。
「『スムージーラリア』に行く方法は、あたしに任せて!」
あたしは心の中で、『運命の女神』のスキルを使いたいと強く願う。
すると――。
日付が変わって翌日。
あれから有村くんがいなくなっていないか、あたしは戦々恐々していた。
だが、その心配はいらなかった。
「あ……!」
あたしたちが庭に行くと、ぼんやりと立っていた有村くんは表情を華やかせる。
「なあ、どうやって『スムージーラリア』に行くの?」
有村くんは駆け寄ると、先の展開で気になっていたことを質問した。
『有村郁斗様、お待たせいたしました。異世界ぶらり旅ツアー。異世界行きの紙飛行機、もといゲームトリップ、まもなく出発します!』
「なんだ、それ?」
スポナビさんのよく分からない言い分に、有村くんは期待するような眼差しを向けている。
「スポナビさん、おもしろいね」
『……あんまりです。郁斗様』
身も蓋もない返答に、スポナビさんはガーンとショックを受ける。
でも、有村くんはお構いなしに笑っていた。
目をキラキラと輝かせて、何だか楽しそう。
昨夜とは大違い。
もしかしたら、口では否定しつつも、実際はゲームの世界に行くことを楽しみにしていたのかもしれない。
だって、有村くんの趣味は読書。
とくに、異世界転生ものや異世界転移もののライトノベルを読むことだから。
「『スムージーラリア』に行く方法は、あたしに任せて!」
あたしは心の中で、『運命の女神』のスキルを使いたいと強く願う。
すると――。



