『最後に巨大ロボ、クレッコ漁師様。必殺技は受取拒否。あらゆるものが手に入らなくなります』
スポナビさんはここぞとばかりに、メッセージをぱあっと華やかせる。
その瞬間、うなぎの巨大ロボットが、全身をぶんぶんとひねらせて、『これ、ぜんぶいらない!』と泣き叫んでいる映像が映し出された。
この必殺技に、何の意味があるのだろう。
あたしの想いもむなしく、スポナビさんは嬉々としてメッセージを弾ませた。
『さささ、どうぞどうぞ。この中からお好きな方をお選びください』
授ける転生特典が定まったことで、スポナビさんは熱い意気込みを見せる。
だけど、有村くんは冷静に返してきた。
「三人? 三体の間違いじゃ?」
『…………』
有村くんの鋭いツッコミに、スポナビさんはぐうの音も出ない。
「…………」
あたしも無言になる。
優秀な能力を持つ従者の設定はどこへ?
――この時まで、あたしは忘れていたのだ。
このゲームがまともではないことを。
だから、気づけなかった。
転移者に授ける転生特典も当然、まともなものではないことを。
うわああああああああ!!
どうしよう!!
このままじゃ、有村くん、『スムージーラリア』に来てくれないよ。
頭を抱えたあたしに、高見橋くんがさらりと助け船を出してくれた。
スポナビさんはここぞとばかりに、メッセージをぱあっと華やかせる。
その瞬間、うなぎの巨大ロボットが、全身をぶんぶんとひねらせて、『これ、ぜんぶいらない!』と泣き叫んでいる映像が映し出された。
この必殺技に、何の意味があるのだろう。
あたしの想いもむなしく、スポナビさんは嬉々としてメッセージを弾ませた。
『さささ、どうぞどうぞ。この中からお好きな方をお選びください』
授ける転生特典が定まったことで、スポナビさんは熱い意気込みを見せる。
だけど、有村くんは冷静に返してきた。
「三人? 三体の間違いじゃ?」
『…………』
有村くんの鋭いツッコミに、スポナビさんはぐうの音も出ない。
「…………」
あたしも無言になる。
優秀な能力を持つ従者の設定はどこへ?
――この時まで、あたしは忘れていたのだ。
このゲームがまともではないことを。
だから、気づけなかった。
転移者に授ける転生特典も当然、まともなものではないことを。
うわああああああああ!!
どうしよう!!
このままじゃ、有村くん、『スムージーラリア』に来てくれないよ。
頭を抱えたあたしに、高見橋くんがさらりと助け船を出してくれた。



