大丈夫だよ。
俺は、神楽木さんの味方だから。
そんなふうに言われている気がしたから、思わず顔がかあっーと熱くなる。
どうしよう。
高見橋くんの熱が、自分のあちらこちらからして、席は離れているのに。
まるで、ずっと一緒にいるみたい。
じわじわと目頭が熱くなる。
どきりと波打つ胸を思わず、手で押さえていると。
『おっと、残念。芽衣様とずっと一緒にいるのは、わたくしの方ですよ』
ドドドッと、目の前にメッセージが飛び出してきた。
スポナビさんは相変わらず、空気を読まない。
でも、口に出していないはずなのに、どうして?
もしかして、心の声が聞こえる特殊能力でも持っているのかな。
その意味をじっくりと考えると、嫌な予感がした。
つまり、スポナビさんには、あたしの心の声が丸分かりということで。
うわああああああああ!!
なにそれ!!
心の声、だだ漏れだよ!
『芽衣様、授業が始まる前に申し訳ございません。奇跡コネクトのクリア条件をご存じですか?』
めちゃくちゃ不安を抱いていたら、今度は真剣そのものなメッセージが浮かび上がった。
「えっと……現実世界で亡くなった人――死者を招き、この世界に転移させる。そして、この世界を発展させていけばいいんだよね」
『そのとおりです。奇跡コネクトは、この世界と現実世界を行き来しながら、クリアを目指すゲームになります。ゲームをクリアすれば、芽衣様をむしばんでいる不治の病は完全に治るはずです』
あたしの言葉に、満足そうなメッセージを表示させるスポナビさん。
『ただし、この世界を発展させるためには、転移者の協力が必要不可欠です。いろいろと大変だと思われますが、この世界、『スムージーラリア』への勧誘、がんばってください』
「……スポナビさん、ありがとう」
目標が定まったことで、決意がたぎる。
俺は、神楽木さんの味方だから。
そんなふうに言われている気がしたから、思わず顔がかあっーと熱くなる。
どうしよう。
高見橋くんの熱が、自分のあちらこちらからして、席は離れているのに。
まるで、ずっと一緒にいるみたい。
じわじわと目頭が熱くなる。
どきりと波打つ胸を思わず、手で押さえていると。
『おっと、残念。芽衣様とずっと一緒にいるのは、わたくしの方ですよ』
ドドドッと、目の前にメッセージが飛び出してきた。
スポナビさんは相変わらず、空気を読まない。
でも、口に出していないはずなのに、どうして?
もしかして、心の声が聞こえる特殊能力でも持っているのかな。
その意味をじっくりと考えると、嫌な予感がした。
つまり、スポナビさんには、あたしの心の声が丸分かりということで。
うわああああああああ!!
なにそれ!!
心の声、だだ漏れだよ!
『芽衣様、授業が始まる前に申し訳ございません。奇跡コネクトのクリア条件をご存じですか?』
めちゃくちゃ不安を抱いていたら、今度は真剣そのものなメッセージが浮かび上がった。
「えっと……現実世界で亡くなった人――死者を招き、この世界に転移させる。そして、この世界を発展させていけばいいんだよね」
『そのとおりです。奇跡コネクトは、この世界と現実世界を行き来しながら、クリアを目指すゲームになります。ゲームをクリアすれば、芽衣様をむしばんでいる不治の病は完全に治るはずです』
あたしの言葉に、満足そうなメッセージを表示させるスポナビさん。
『ただし、この世界を発展させるためには、転移者の協力が必要不可欠です。いろいろと大変だと思われますが、この世界、『スムージーラリア』への勧誘、がんばってください』
「……スポナビさん、ありがとう」
目標が定まったことで、決意がたぎる。



