*
家を出ると、急いで有村くんたちのもとに向かった。
待ち合わせ場所は、近くの公園。
あたしたちがたどり着くと、既に有村くんとジュラルミン星人さんの姿があった。
「芽衣様、士稀様!」
あたしたちに気づくと、有村くんは手を振ってくれた。
「新しい転移者探しと、この世界の発展、僕たちも協力するよ!」
「有村くん、ジュラルミン星人さん、ありがとう」
あたしは勇気づけるように続ける。
「これからもまた、いろんなことが起きると思うけれど。みんなで乗り越えていこうね」
「うん」
どこまでもまっすぐに言うと、有村くんの瞳が揺れた。
「何だか、変な感じがする……。誰かに喜んでもらえたり、期待してもらえたり、頼ってもらえたりするのって、こんなにも嬉しいものなんだ」
有村くんは視線を落とすと、噛みしめるようにつぶやいた。
「今までの僕じゃ、きっと、一生知ることはなかったと思う」
そう言うと、有村くんは小さく微笑む。
風が頬をなでる。
それは優しく、梅雨から夏へ進もうとしている温かさ。
あたしの心に弾かれたように、有村くんと初めて出会った時の記憶が蘇ってくる。
「あのね、有村くん。今の有村くんなら、この先、もっと嬉しいこと、いっぱいあると思う」
「……そう、かな」
あたしの言葉に、有村くんは少し躊躇うように顔を上げる。
すると、高見橋くんがきっぱりと告げた。
「ああ。俺たちが保証する」
「……ありがとう」
その言葉に勇気をもらって、有村くんは一歩踏み出す。
家を出ると、急いで有村くんたちのもとに向かった。
待ち合わせ場所は、近くの公園。
あたしたちがたどり着くと、既に有村くんとジュラルミン星人さんの姿があった。
「芽衣様、士稀様!」
あたしたちに気づくと、有村くんは手を振ってくれた。
「新しい転移者探しと、この世界の発展、僕たちも協力するよ!」
「有村くん、ジュラルミン星人さん、ありがとう」
あたしは勇気づけるように続ける。
「これからもまた、いろんなことが起きると思うけれど。みんなで乗り越えていこうね」
「うん」
どこまでもまっすぐに言うと、有村くんの瞳が揺れた。
「何だか、変な感じがする……。誰かに喜んでもらえたり、期待してもらえたり、頼ってもらえたりするのって、こんなにも嬉しいものなんだ」
有村くんは視線を落とすと、噛みしめるようにつぶやいた。
「今までの僕じゃ、きっと、一生知ることはなかったと思う」
そう言うと、有村くんは小さく微笑む。
風が頬をなでる。
それは優しく、梅雨から夏へ進もうとしている温かさ。
あたしの心に弾かれたように、有村くんと初めて出会った時の記憶が蘇ってくる。
「あのね、有村くん。今の有村くんなら、この先、もっと嬉しいこと、いっぱいあると思う」
「……そう、かな」
あたしの言葉に、有村くんは少し躊躇うように顔を上げる。
すると、高見橋くんがきっぱりと告げた。
「ああ。俺たちが保証する」
「……ありがとう」
その言葉に勇気をもらって、有村くんは一歩踏み出す。



