「屋上?」
気がつくと、いつの間にか、学校の屋上にいた。
すごい。
ジュラルミン星人さん、テレポートをかなりマスターしたみたい。
「ここなら、『運命の女神』と『神託』の機能を同時に使えるはず!」
学校の屋上には誰もいない。
だから、急がなくても、制限時間には十分、間に合う。
そうと分かっていても、心の速さに足を引っ張られてしまうのは、イベントクリアの希望が見えたせいだろうか。
「スポナビさん、頼む!」
高見橋くんは願うように空を見上げる。
すると、『はいはい、待っていました』とばかりに、スポナビさんのキラキラメッセージが飛び出してきた。
『お待ちかねのイベントが発生しました! 士稀様が救いを求めています! 芽衣様に奇跡を願いました! 運命の女神と神託の機能で、奇跡を起こしますか?』
「もちろん!」
あたしは促されるまま、『運命の女神』の機能を確認する。
すると、そこには『奇跡を起こす』の項目が青く点滅していた。
そして、神託の欄にはメモ帳のような機能がある。
今回の争奪戦はルート分岐点。
このイベントをクリアしたら、エンディングに向けたルートが選べるはずだ。
エンディングを迎えて、このゲームをクリアする。
そうすれば、あたしは現実世界で、完全に生き返ることができるんだ。
運命に導かれ、運命に引き裂かれて。
それでもあたしはこの日、一生、忘れられない選択をする――。
『運命の女神』と『神託』。
あたしは迷わず、二つの機能を同時に使ったんだ。
すると、思わぬメッセージが表示される。
『おめでとうございます! 特殊イベントをクリアしました!』
やった!! 大成功!!
心がすごく喜んでいる。
嬉しくてしょうがないって。
『芽衣様、すばらしい連携でしたよ』
スポナビさんの温かいメッセージが心にしみる。
見上げた先は、青くて温かい空。
多分、きっと、ここが始まり。
嬉しすぎて、笑みが抑えられない。
『では、お待ちかねのルート選択です』
今度はエンディングに向けたルートの一覧が表示される。
ついに、この時が来たんだ!!
ドキドキしながら待っていると。
『これが、エンディングまでの一番の近道。スポナビ告白ルート』
『あなただけの真のエンディングをここに。全員攻略殺伐ルート』
『エンディングまで時間がかかる、一番長い道のり。士稀様たちと一緒に、別のルートを探す』
……うん。
これだけは、声を大にして言える。
この選択しかないって。
あたしは迷わず、『別のルートを探す』に触れたんだ。
気がつくと、いつの間にか、学校の屋上にいた。
すごい。
ジュラルミン星人さん、テレポートをかなりマスターしたみたい。
「ここなら、『運命の女神』と『神託』の機能を同時に使えるはず!」
学校の屋上には誰もいない。
だから、急がなくても、制限時間には十分、間に合う。
そうと分かっていても、心の速さに足を引っ張られてしまうのは、イベントクリアの希望が見えたせいだろうか。
「スポナビさん、頼む!」
高見橋くんは願うように空を見上げる。
すると、『はいはい、待っていました』とばかりに、スポナビさんのキラキラメッセージが飛び出してきた。
『お待ちかねのイベントが発生しました! 士稀様が救いを求めています! 芽衣様に奇跡を願いました! 運命の女神と神託の機能で、奇跡を起こしますか?』
「もちろん!」
あたしは促されるまま、『運命の女神』の機能を確認する。
すると、そこには『奇跡を起こす』の項目が青く点滅していた。
そして、神託の欄にはメモ帳のような機能がある。
今回の争奪戦はルート分岐点。
このイベントをクリアしたら、エンディングに向けたルートが選べるはずだ。
エンディングを迎えて、このゲームをクリアする。
そうすれば、あたしは現実世界で、完全に生き返ることができるんだ。
運命に導かれ、運命に引き裂かれて。
それでもあたしはこの日、一生、忘れられない選択をする――。
『運命の女神』と『神託』。
あたしは迷わず、二つの機能を同時に使ったんだ。
すると、思わぬメッセージが表示される。
『おめでとうございます! 特殊イベントをクリアしました!』
やった!! 大成功!!
心がすごく喜んでいる。
嬉しくてしょうがないって。
『芽衣様、すばらしい連携でしたよ』
スポナビさんの温かいメッセージが心にしみる。
見上げた先は、青くて温かい空。
多分、きっと、ここが始まり。
嬉しすぎて、笑みが抑えられない。
『では、お待ちかねのルート選択です』
今度はエンディングに向けたルートの一覧が表示される。
ついに、この時が来たんだ!!
ドキドキしながら待っていると。
『これが、エンディングまでの一番の近道。スポナビ告白ルート』
『あなただけの真のエンディングをここに。全員攻略殺伐ルート』
『エンディングまで時間がかかる、一番長い道のり。士稀様たちと一緒に、別のルートを探す』
……うん。
これだけは、声を大にして言える。
この選択しかないって。
あたしは迷わず、『別のルートを探す』に触れたんだ。



