「行ったら伏見センパイに捕まるじゃないっすか。長いんすよあの人に捕まると」
長々とお説教をされるようなことをしているから悪いのでは?とは、おそらく新聞部全員が思ったが、誰も口には出さなかった。
「伏見は玄関にいるってさっき言ってたでしょ。ならいいじゃない」
「もう戻ってるかもしれないじゃないっすか」
「知らないわよそんなこと!奏太郎さえいれば事足りるんだから、伏見のことなんてどうだっていいのよ」
「その笹崎センパイだって、生徒会室にいるかどうかわかんないっすけどね」
「いるかもしれないんだからぐだぐだ言わずに行きなさいよ!」
あれだけ田仲が部室にいることを嫌がっていたのに、どうやら使えるものは何でも使えの精神に移行したらしい。
まあ、本人も言っていた通り田仲は新聞部ではないので、逢坂がどんなに言おうが簡単には従わないのだけれど。
「そこまで言うならしょうがないわね。じゃあ私が行ってきてもいいけど、話の流れでうっかりあんたがここにいること言っちゃうかもしれないけど、まあその時は仕方ないわよね。そういう流れになっちゃったらね」
石田の視界の端で、田仲の肩がぴくっと揺れるのが見えた。
長々とお説教をされるようなことをしているから悪いのでは?とは、おそらく新聞部全員が思ったが、誰も口には出さなかった。
「伏見は玄関にいるってさっき言ってたでしょ。ならいいじゃない」
「もう戻ってるかもしれないじゃないっすか」
「知らないわよそんなこと!奏太郎さえいれば事足りるんだから、伏見のことなんてどうだっていいのよ」
「その笹崎センパイだって、生徒会室にいるかどうかわかんないっすけどね」
「いるかもしれないんだからぐだぐだ言わずに行きなさいよ!」
あれだけ田仲が部室にいることを嫌がっていたのに、どうやら使えるものは何でも使えの精神に移行したらしい。
まあ、本人も言っていた通り田仲は新聞部ではないので、逢坂がどんなに言おうが簡単には従わないのだけれど。
「そこまで言うならしょうがないわね。じゃあ私が行ってきてもいいけど、話の流れでうっかりあんたがここにいること言っちゃうかもしれないけど、まあその時は仕方ないわよね。そういう流れになっちゃったらね」
石田の視界の端で、田仲の肩がぴくっと揺れるのが見えた。



