青春の軌跡!

にやにやしている田仲と、うんざりしている石田。そんな二人の見つめ合いに、逢坂が「ていうか追い出しなさいよ石田」と口を挟む。
それを聞いた田仲が「追い出されるのは困るなー」と石田に道を開けた。

「ところで真木、どこかで伏見センパイ見かけた?」

「伏見先輩?来る途中に階段のところで」

自分の席に腰を下ろしながら石田が答えると、田仲は椅子を戻しながら「階段か……」と呟く。

「下りてた?上ってた?」

「下りて来た。結城くんと一緒に」

「ということは、玄関押さえに行ったか」

まあ、そう来ると思ってここにいるんだけど。と最後はぼそりと呟く。

「あっ、オレのことはお構いなく。どうぞ部活動始めてください」

逢坂の方を向いて愛想のいい笑顔でそう促す田仲だが、もちろん“じゃあお言葉に甘えて”なんて言う逢坂ではない。むしろわなわなと怒りに震えたかと思ったら

「あのね、ここは休憩所じゃないし、伏見から逃げるための隠れ場所でもないのよ!生徒会は生徒会室に帰れ!!」

びしっとドアの方を指差して吠えた。