「文句はあるだろうけど、今はもう言いはしないかな」
新聞部の備品だった以前石田が使用していたパソコンが壊れた時、予算が少な過ぎて中古すら買えないと大騒ぎした逢坂が、いつものごとく伏見と激しく言い争った結果、じゃあこれをと笹崎が持って来たのが現在石田が使用しているパソコンだ。
笹崎が笑顔でパソコンを渡して来たとき、それに生徒会の備品であることを示すシールが貼られているのを見た逢坂の荒れようは凄まじかったが、それ以降はたまに思い出したようにパソコンを睨み付けることはあっても、文句を口にすることはなくなった。
「新聞部って案外、笹崎センパイにしっかり飼いならされてるんだ」
その言葉は流石に聞き捨てならないので、石田は珍しくムッとした顔を隠そうともせずに田仲を睨む。
だが、逢坂や外崎のように人とぶつかることに慣れていないため、睨んだはいいが何と言っていいかがわからない。
頭の中では色んな言葉が、主に逢坂が伏見にぶつけている言葉がぐるぐるしているのだけれど、それを口にするには理性が邪魔をする。
そうやって石田が何も言えずにただ田仲を睨み付けていると、がらりと部室のドアが開いた。
新聞部の備品だった以前石田が使用していたパソコンが壊れた時、予算が少な過ぎて中古すら買えないと大騒ぎした逢坂が、いつものごとく伏見と激しく言い争った結果、じゃあこれをと笹崎が持って来たのが現在石田が使用しているパソコンだ。
笹崎が笑顔でパソコンを渡して来たとき、それに生徒会の備品であることを示すシールが貼られているのを見た逢坂の荒れようは凄まじかったが、それ以降はたまに思い出したようにパソコンを睨み付けることはあっても、文句を口にすることはなくなった。
「新聞部って案外、笹崎センパイにしっかり飼いならされてるんだ」
その言葉は流石に聞き捨てならないので、石田は珍しくムッとした顔を隠そうともせずに田仲を睨む。
だが、逢坂や外崎のように人とぶつかることに慣れていないため、睨んだはいいが何と言っていいかがわからない。
頭の中では色んな言葉が、主に逢坂が伏見にぶつけている言葉がぐるぐるしているのだけれど、それを口にするには理性が邪魔をする。
そうやって石田が何も言えずにただ田仲を睨み付けていると、がらりと部室のドアが開いた。



