青春の軌跡!

逢坂が立ち去ってしばらくしたところで、伏見が手元に視線を落としながら大きくため息をついた。

「やっぱり、お前から会長職を引き継ぐって思うと、とんでもないプレッシャーなんだろうな」

「歴代最高とか言われちゃってるもんね、僕」

ははっと笹崎が可笑しそうに笑う。伏見としては笑い事ではない。

「このままだと、また立候補者ゼロのままで選挙することになるんだぞ。いいのかそれで」

「まあよくはないけど、こればっかりはね」

良さそうな後輩を見繕って立候補させる手もないわけではないが、仮にそれで当選してしまっても、プレッシャーに負けて仕事が出来ないのでは意味がない。
だからこそ伏見は焦っているのだが、笹崎はどう思っているのか、その笑顔からは察することが出来ない。