青春の軌跡!

笹崎が楽しそうに笑っているところをみるに、どうやら遊ばれているようだ。それをわかっているから、逢坂も必要以上に突っかかって来ないのだろう。
これ以上言い返しても負けを引っ繰り返そうになかったので、伏見は仕方なく話の矛先を変えた。

「寂しいって言ったらお前の方じゃないのか?こいつとは小学校の時から同じクラスだったんだろ」

“こいつ”と無遠慮に指差されて、逢坂の眉間の皺がより険しくなる。

「そうだね、小中高と合わせて……十二年か。すごいよね、そんなにずっと同じクラスになるなんて」

「改めて数字を聞くとぞっとするわ」

「これが運命ってことなのかな?なんかごめんね、透也」

「……なんで俺に謝る」

「ただの腐れ縁でしょ。気持ち悪いこと言わないで」