「ところで透也、さっき由人くんとすれ違ったんだけどね」
がたんと大きな音を立てて、大げさに反応を示す伏見。
「どこですれ違ったんだ」
「階段上ってすぐのとこだったかな。僕らと逆方向に行こうとしていたから、生徒会室はこっちだよって言ったら、“伏見センパイの邪魔しちゃ悪いんで改めます”って」
また「ね?」と笑顔で同意を求められたが、逢坂は軽く無視した。
その時田仲が、すれ違いざまに逢坂に向かって意味ありげな大変ムカつく視線を送ってきたことを思い出してしまったおかげで、苛立ちも一緒に思い出してしまった。
「なにが、“邪魔しちゃ悪いんで”だ……あいつ」
「熱心に仕事している透也に気を遣ったんだよ」
「……まさか、本気でそう思っているんじゃないだろうな」
笑顔を浮かべるばかりで何も言わない笹崎に、伏見は深いため息を零す。
「どうせなら捕まえて引っ張って来てくれれば、俺の仕事も減るっていうのに……」
「ほら、僕ってそういう荒事には向かないタイプでしょ?」
「俺は向いてるってのか」
笑顔を浮かべる笹崎と、ため息を零す伏見。
がたんと大きな音を立てて、大げさに反応を示す伏見。
「どこですれ違ったんだ」
「階段上ってすぐのとこだったかな。僕らと逆方向に行こうとしていたから、生徒会室はこっちだよって言ったら、“伏見センパイの邪魔しちゃ悪いんで改めます”って」
また「ね?」と笑顔で同意を求められたが、逢坂は軽く無視した。
その時田仲が、すれ違いざまに逢坂に向かって意味ありげな大変ムカつく視線を送ってきたことを思い出してしまったおかげで、苛立ちも一緒に思い出してしまった。
「なにが、“邪魔しちゃ悪いんで”だ……あいつ」
「熱心に仕事している透也に気を遣ったんだよ」
「……まさか、本気でそう思っているんじゃないだろうな」
笑顔を浮かべるばかりで何も言わない笹崎に、伏見は深いため息を零す。
「どうせなら捕まえて引っ張って来てくれれば、俺の仕事も減るっていうのに……」
「ほら、僕ってそういう荒事には向かないタイプでしょ?」
「俺は向いてるってのか」
笑顔を浮かべる笹崎と、ため息を零す伏見。



