石田が入部してからずっと、逢坂によって、心に刻め!と教えられ続けてきた言葉。それを言う人がいなくなったら、静かにその言葉も風化していくかと思ったが、どうやら外崎がそうはさせるつもりがないらしい。
おかげで石田の脳内には、逢坂がいた頃と変わらない鮮やかさでその言葉が染み付いている。
ホワイトボードの文字は薄れようとも、石田の脳内に染み付いた言葉は薄れない。
ちなみに、その薄れたホワイトボードの文字を誰も書き直そうとしないのは、逢坂が書いた文字に上書きしたくないという思いがあるから。
「ていうかさ、新聞部の真の自由っていうのは、あの一年は具体的に何を目指してるわけ?」
「外崎さんはもう“一年”じゃないよ。……まあおそらくだけど、生徒会に一切干渉されない、生徒会の使いっぱしりもしない、好きな物を作り好きに貼り出す、逢坂部長が目指した昔の新聞部の姿を取り戻すことじゃないかな」
それでも笹崎が生徒会長をしていた頃よりは、自由に校内新聞が作れるようにはなった。
生徒会の検閲は入るけれど、それでもやることなすこと全てに監視の目が光っていた頃よりは、ずっと自由だ。
だが、それで良しとする外崎ではない。
おかげで石田の脳内には、逢坂がいた頃と変わらない鮮やかさでその言葉が染み付いている。
ホワイトボードの文字は薄れようとも、石田の脳内に染み付いた言葉は薄れない。
ちなみに、その薄れたホワイトボードの文字を誰も書き直そうとしないのは、逢坂が書いた文字に上書きしたくないという思いがあるから。
「ていうかさ、新聞部の真の自由っていうのは、あの一年は具体的に何を目指してるわけ?」
「外崎さんはもう“一年”じゃないよ。……まあおそらくだけど、生徒会に一切干渉されない、生徒会の使いっぱしりもしない、好きな物を作り好きに貼り出す、逢坂部長が目指した昔の新聞部の姿を取り戻すことじゃないかな」
それでも笹崎が生徒会長をしていた頃よりは、自由に校内新聞が作れるようにはなった。
生徒会の検閲は入るけれど、それでもやることなすこと全てに監視の目が光っていた頃よりは、ずっと自由だ。
だが、それで良しとする外崎ではない。



