言ってみなさいよ、と言わんばかりの逢坂から、石田はそっと視線を逸らす。
しかし逸らした先で自身の目の前にあるパソコンの画面が目に付いて、再び逢坂に向き直った。
「でも部長、生徒会報は、生徒に情報発信するって意味では新聞部の活動に通じるものがありますよ」
「私はそれを、新聞部としてやりたいのよ!校内新聞って形で出したいの!!」
だんっと逢坂が一際強く机を叩いたところで、部室のドアががらりと開いた。
「お疲れ様でーすぅ……」
気の抜けた挨拶と共にふらふらと部室に入って来たのは、もう一人の新聞部員である一年生の外崎 愛梨。
「聞いてくださいよ部長ー!もう集合写真撮るだけのはずだったのに、せっかくだから顧問も入れて撮ろうとか、個人写真もあった方がよくないかとか色々言い始めて、最終的に校内見回り中の写真とか、会議の様子の写真とか、なんかもう色々撮らされて、あの人達人使い荒いですよ……」
確か外崎は今日、生徒会の用事で写真を撮りに行っていたはずだ。ホワイトボードの端っこに、外崎撮影(生徒会)と書かれていることからもそれがわかる。
しかしこのタイミングで、生徒会の文句が出てくるのはとてもまずい。
しかし逸らした先で自身の目の前にあるパソコンの画面が目に付いて、再び逢坂に向き直った。
「でも部長、生徒会報は、生徒に情報発信するって意味では新聞部の活動に通じるものがありますよ」
「私はそれを、新聞部としてやりたいのよ!校内新聞って形で出したいの!!」
だんっと逢坂が一際強く机を叩いたところで、部室のドアががらりと開いた。
「お疲れ様でーすぅ……」
気の抜けた挨拶と共にふらふらと部室に入って来たのは、もう一人の新聞部員である一年生の外崎 愛梨。
「聞いてくださいよ部長ー!もう集合写真撮るだけのはずだったのに、せっかくだから顧問も入れて撮ろうとか、個人写真もあった方がよくないかとか色々言い始めて、最終的に校内見回り中の写真とか、会議の様子の写真とか、なんかもう色々撮らされて、あの人達人使い荒いですよ……」
確か外崎は今日、生徒会の用事で写真を撮りに行っていたはずだ。ホワイトボードの端っこに、外崎撮影(生徒会)と書かれていることからもそれがわかる。
しかしこのタイミングで、生徒会の文句が出てくるのはとてもまずい。



