青春の軌跡!

「……なに」

石田の正面には、田仲がいた。

「やっとこっち見た。もうせっかくオレがいるのに、真木ってばパソコンとばっか見つめ合っててつまんない」

拗ねた彼女みたいなことを言う田仲に、石田は深いため息をつく。

「生徒会はいいの?」

「さっき顔出して来た。あとでまたちょろっと顔出しに行く」

仮にも生徒会長が“ちょろっと顔を出す”程度のことしかしないのはいかがなものなのだろう。

「また結城くんに怒られるよ」

「ていうか、あいつ優秀過ぎてオレの出る幕ほぼないんだよね。たまに真面目に行ってもさ、“ここにサインしてください”とか“内容を理解しようとしなくていいので、とりあえず読んでください。読むだけでいいですから出来るだけ早く”とか、そんなんばっかなんだよね」

たまにしか真面目に行かないからでは?と石田は思ったが、それを口にする前に田仲がすっと石田の後方を指差す。