「え……だって、部長は……」
一人で戦っていたのではなかったのか。
「部長だからって、一人でどうにか出来ると思うのはおごりだってさっき言ったばっかりでしょ。私は、一人であいつらとやり合っているなんて一度だって思ったことないんだから」
こうして逢坂と石田が二人で話をしていようとも誰も一向に呼びに来ないのは、廊下は廊下でそれなりに騒がしいから。
主に聞こえてくるのは外崎と田仲の声で、そこにたまに伏見の呆れたような声や、笹崎の楽しそうな声が混じる。
その騒がしさに、一瞬逢坂の視線が廊下の方に動いたが、すぐにまた石田へと戻ってくる。
「石田や愛梨がいつもそばで支えてくれたから、私はここまでやってこれた。あいつらとも戦ってこれた。新聞部を、守ってこれた。新聞部の脅威にはね、いつだって新聞部で立ち向かって来たの。今までずっと。……だから、これからも」
そう言って逢坂は、心底楽しそうに笑った。もしかしたら、石田が初めて見るかもしれない、とっても晴れやかな、何の屈託もない笑顔。
一人で戦っていたのではなかったのか。
「部長だからって、一人でどうにか出来ると思うのはおごりだってさっき言ったばっかりでしょ。私は、一人であいつらとやり合っているなんて一度だって思ったことないんだから」
こうして逢坂と石田が二人で話をしていようとも誰も一向に呼びに来ないのは、廊下は廊下でそれなりに騒がしいから。
主に聞こえてくるのは外崎と田仲の声で、そこにたまに伏見の呆れたような声や、笹崎の楽しそうな声が混じる。
その騒がしさに、一瞬逢坂の視線が廊下の方に動いたが、すぐにまた石田へと戻ってくる。
「石田や愛梨がいつもそばで支えてくれたから、私はここまでやってこれた。あいつらとも戦ってこれた。新聞部を、守ってこれた。新聞部の脅威にはね、いつだって新聞部で立ち向かって来たの。今までずっと。……だから、これからも」
そう言って逢坂は、心底楽しそうに笑った。もしかしたら、石田が初めて見るかもしれない、とっても晴れやかな、何の屈託もない笑顔。



