青春の軌跡!

「まあ、どう考えたって無理矢理参加してきたあんたとあんたの分がないんだから、別のお菓子を食べておきなさい。……と言いたいところだけど、まあ今日は特別な会だしね」

そう言って逢坂は、仕方なさそうにシュークリームを一つ取り出して紙皿に乗せると、これも石田が念のためにと用意していたフォークと一緒に、笹崎と伏見の方に押しやった。

「二人で分けなさい。ないよりはいいでしょ。悪いけど石田か愛梨かどっちか、私と半分にしてくれる?可哀そうなあいつらに免じて」

それならあたしが!と間髪入れずに手を挙げた外崎だったが、すぐさま我に返ったように

「いや!部長が半分こはダメですよ」

石田も同じことを思っていたので、強く頷いて賛同を示した。

「僕と田仲くんで半分にしますから、部長と外崎さんは一個ずつどうぞ」

「え、なんでオレ?」

突然名前が出たことに驚いて見せる田仲だが、だからといって拒否はしなかった。
逢坂と外崎の前には一つずつ、笹崎と伏見の間に一つ、田仲と石田の間に一つとシュークリームが行き渡る。