“新聞部存続おめでとう”そしてぱっと見それよりも目立つ、“逢坂部長今までありがとうございました!”の文字。
見上げる姿勢で逢坂が固まること数秒、後方にいるため何が起こっているのかわかっていない伏見が「何で誰も入らないんだ」と疑問を漏らしたところで、ようやく逢坂が動いた。
上を向いていた視線が、ゆっくりと下りてくる。逢坂のすぐ後ろを歩いていて、今はドアの前に立っている石田を、その視線が捉える。
石田の後ろに立っている外崎も、恐らくその視界に入っているだろう。若干見切れているかもしれないが、田仲も。
後輩三人を見つめて、逢坂は困ったような顔で笑った。
「やってくれたわね」
その困り顔は、どこか泣きそうなのを我慢しているようにも見えた。
でも、泣くのはまだ早い。なにせ逢坂のための会は、まだ始まってもいないのだから。
見上げる姿勢で逢坂が固まること数秒、後方にいるため何が起こっているのかわかっていない伏見が「何で誰も入らないんだ」と疑問を漏らしたところで、ようやく逢坂が動いた。
上を向いていた視線が、ゆっくりと下りてくる。逢坂のすぐ後ろを歩いていて、今はドアの前に立っている石田を、その視線が捉える。
石田の後ろに立っている外崎も、恐らくその視界に入っているだろう。若干見切れているかもしれないが、田仲も。
後輩三人を見つめて、逢坂は困ったような顔で笑った。
「やってくれたわね」
その困り顔は、どこか泣きそうなのを我慢しているようにも見えた。
でも、泣くのはまだ早い。なにせ逢坂のための会は、まだ始まってもいないのだから。



