青春の軌跡!

「とにかく、今はそれしかない。笹崎先輩に捕まった時点で、僕らに選べる道なんて限られているんだから」

せっかく準備したが今日は諦めてここで解散とするか、笹崎も加えて送る会を行うか。
前者を選んだとしても、逢坂と笹崎が同じクラスである以上、そして笹崎が新聞部の計画に気付いている以上、何度だって逢坂を捕まえに来るだろう。
そうなると最悪、準備しただけで終わるなんてことになりかねない。

もちろん石田だって笹崎の参加を歓迎しているわけではないので、これは仕方がないことなのだと何度も自分に言い聞かせて、逢坂達の元へと近付いた。
先程まで笹崎と逢坂が言い合っていたはずなのだが、なぜか逢坂の怒りの矛先が伏見へと向いていて、傍観者の立場が笹崎に変わっている。
なにがどうしてそうなった?というか、やはり逢坂と伏見が一緒にいて穏便に終わるはずがないかと思いながら、石田はおずおずと声をかけた。

もちろん逢坂は外崎以上に難色を示したが、嬉しそうな笹崎に流される形で、そしてその流れに伏見も巻き込まれる形で、みんなしてぞろぞろと新聞部の部室へと向かった。