石田の言葉に、外崎がハッとしたように我に返る。
こうしている間も逢坂は頑張っているが、笹崎の方が余裕そうな笑みを浮かべているところを見るに、戦況は芳しくないらしい。
「ここでこれ以上笹崎先輩に時間を取られるわけにはいかない、でもこのままだとたぶん下校時間まで引っ張られる。それを避けるために、もういっそ一緒に行くのはどうかと思うんだけど」
本当は石田だって、笹崎にはここでお帰り願いたい。けれど笹崎に帰るつもりはなさそうだ。
理由はおそらく、名目上は新聞部存続おめでとうの会という逢坂を送る会がこれから部室で行われることを勘づいているからだろう。呼ばれていないのに混ざる気なのだ。
「一緒にって……いっしー先輩正気ですか?相手は生徒会ですよ」
「“元”ね。それに現職の生徒会役員だってうちにいるでしょ」
難色を示す外崎に、石田は田仲を指差して見せる。それを受けて田仲は「どうもー、現職の生徒会でーす」なんておどけて笑い、外崎の怒りを買っていた。
こうしている間も逢坂は頑張っているが、笹崎の方が余裕そうな笑みを浮かべているところを見るに、戦況は芳しくないらしい。
「ここでこれ以上笹崎先輩に時間を取られるわけにはいかない、でもこのままだとたぶん下校時間まで引っ張られる。それを避けるために、もういっそ一緒に行くのはどうかと思うんだけど」
本当は石田だって、笹崎にはここでお帰り願いたい。けれど笹崎に帰るつもりはなさそうだ。
理由はおそらく、名目上は新聞部存続おめでとうの会という逢坂を送る会がこれから部室で行われることを勘づいているからだろう。呼ばれていないのに混ざる気なのだ。
「一緒にって……いっしー先輩正気ですか?相手は生徒会ですよ」
「“元”ね。それに現職の生徒会役員だってうちにいるでしょ」
難色を示す外崎に、石田は田仲を指差して見せる。それを受けて田仲は「どうもー、現職の生徒会でーす」なんておどけて笑い、外崎の怒りを買っていた。



