青春の軌跡!

部室へと向かう逢坂達と、玄関へと向かう笹崎達は、途中で進む先が別れるはずなのだが

「……おい笹崎、お前どこ行くんだ」

玄関へと向かうために階段の方へ曲がろうとした伏見は、同じ方向へ向かうはずの笹崎が直進したことを不審に思って声をかける。
その声に笹崎だけでなく、更に前を歩いていた逢坂と新聞部の後輩達も振り返った。

「ちょっとあんたどこまでついてくる気よ。玄関なら、そこの階段下りた方が近いでしょ」

逢坂の言葉に、「知ってるよ」と笹崎が答える。

「むしろ透也がどこに行く気なの?」

笹崎の問いかけに、「どこって」と伏見が怪訝な顔をする。

「帰るんだから玄関だろ」

その答えに笹崎が、わざとらしく驚いた顔をする。

「え、透也は帰るの?一緒に行くんじゃないの?」

「……行くってどこにだ」

伏見の問いに、笹崎は笑顔で進行方向を指差した。

「もちろん、新聞部の部室」