青春の軌跡!

「それじゃあ、香月ちゃんにお迎えが来ちゃったし、今日のところはこの辺でやめておこうか。残念だろうけど堪えてね、透也」

「……なんで俺だよ」

笹崎がトランプをしまい始めると、田仲が「あれ、おしまいですか?」と残念そうな声を出す。

「センパイ達とトランプしたかったなー。ね?真木」

「……いや、僕は別に」

田仲と石田の会話を耳にした笹崎が、「じゃあやる?」とトランプをしまった箱を二人に見せるように持ち上げる。

「え、いや、今からはちょっと……」

石田が慌てて返す後ろで、外崎もぶんぶんと首を横に振っている。

それを見て可笑しそうに笑った笹崎は

「ここでじゃなくて、新聞部の部室で」

と付け加えた。その為逢坂から「なんでうちの部室なのよ」と睨まれる。

「だって、パーティーには場を盛り上げるゲームが必要でしょ?」

笹崎の言葉に、石田は反応しそうになるのをどうにか堪えたが、外崎の方は大変わかりやすくびくっと肩を跳ねさせた。