悔し紛れの伏見の言葉を笹崎が煽りながら遮り、珍しく逢坂もそれに乗っかる。
次は大富豪にしよう、と笹崎がトランプを混ぜ始めると、「まだやるの?」と逢坂が呆れたように漏らす。
「あんたら暇過ぎでしょ」
「それはブーメランだね、香月ちゃん」
逢坂はむっとして笹崎を睨むも、笹崎はトランプをシャッフルすることに忙しくこちらを見てもいない。
「あ、そういえば透也、大学合格おめでとう。確か、まだ言ってなかったよね?」
「……そもそも、お前に教えた覚えもないけどな」
「香月ちゃんも、おめでとう。こっちもまだだったよね?」
「……あんたに教えた覚えがないからね」
だがまあ、教えた覚えのないことを笹崎が知っていたところで、今更驚く二人ではない。
次は大富豪にしよう、と笹崎がトランプを混ぜ始めると、「まだやるの?」と逢坂が呆れたように漏らす。
「あんたら暇過ぎでしょ」
「それはブーメランだね、香月ちゃん」
逢坂はむっとして笹崎を睨むも、笹崎はトランプをシャッフルすることに忙しくこちらを見てもいない。
「あ、そういえば透也、大学合格おめでとう。確か、まだ言ってなかったよね?」
「……そもそも、お前に教えた覚えもないけどな」
「香月ちゃんも、おめでとう。こっちもまだだったよね?」
「……あんたに教えた覚えがないからね」
だがまあ、教えた覚えのないことを笹崎が知っていたところで、今更驚く二人ではない。



