青春の軌跡!

「いつだって別に遅くはないと思います。二人が早いだけですよ。ていうかサボり魔先輩、会長の癖に部活に来過ぎでは?ちゃんと生徒会の仕事してるんですか」

「生徒会の仕事をちゃんとすることが兼部の条件だからね、そりゃちゃんとしてますよ。そんでもって今日は特別だからねー。最初から最後まで参加するよ。結城にも言ってあるから」

なんとなくいつもより早足で部室に向かった三人は、ドアを開けるなりまずはまだ逢坂が来ていないことを確認する。ドアを閉める前に、廊下に姿がないことも確認。

「よし、じゃあ手早く済ませよう。時間がないから喧嘩はなし、いいね」

「だってさ、一年」

「大丈夫です、いっしー先輩。例え我慢出来なくなっても、手だけは止めません」

そして三人は、廊下を行く人の気配に注意を払いながら、素早く部室内を特別仕様に変えていった。
変えるとは言っても、特別部室を飾り立てることはしない。ただ、“新聞部存続おめでとう”と書いた紙を入口上部に貼り、その横に更に“逢坂部長今までありがとうございました!”と書かれた別の紙を付け足すように貼るだけ。