青春の軌跡!

「……なにあんた、調子悪いわけ?だったら早く帰りなさいよ。いつもと違い過ぎて怖いのよ」

気持ち悪いを通り越して最早恐怖だ。

「お前な……、そんなに俺のことが嫌いか」

ため息交じりの言葉に、逢坂はそろりそろりと距離を取りながら

「別に、嫌いじゃないわよ。ただ、あんたがやたらと突っかかってきて、新聞部(わたしたち)の活動にケチつけてくるからムカつくだけ」

嫌いじゃない――その言葉に、今度は伏見が驚いたように目を見開いた。
けれど特別何を言うでもなく、ただ「そうか」と小さく呟く。

「まあ、突っかかってきていたのはどっちかって言うとお前の方だけどな」

伏見と二人で会話をしていて、一触即発の空気にならないのは、これが初めてのことかもしれない。いつもとは違う空気感に、逢坂はむずむずした。