「まあ、生徒会と両立させることが新聞部に入部する条件だったらしいから、頑張るしかないよね。あのサボり気質の由人くんが、そうまでして新聞部に入りたいと思ったことに、僕は未だに驚きを隠せないよ」
「言うほど驚いてもないくせに」
逢坂の呟きに、笹崎はただにっこり笑ってみせる。
いつもならば笹崎との会話など部室に行くことを邪魔される無駄な時間でしかないのだが、潰さなければならない時間があり、その間特にすることもないとくれば、まあこの暇人に付き合ってやらなくもないという気持ちが湧く逢坂。
「良かったね、香月ちゃん」
そんな風に思っていたところに、突然そんな言葉をかけられ、逢坂はきょとんとする。
「なによ、“良かったね”って」
逢坂の問いに、笹崎は真意の読めない顔でにっこり笑った。
「新聞部、なくならないで済んで良かったね。香月ちゃんにとっては、大切な場所でしょ」
ああ、そういうことかと一旦は納得したが、笹崎が本気で“良かった”なんて思っているわけがないので、逢坂の警戒は緩まない。
「言うほど驚いてもないくせに」
逢坂の呟きに、笹崎はただにっこり笑ってみせる。
いつもならば笹崎との会話など部室に行くことを邪魔される無駄な時間でしかないのだが、潰さなければならない時間があり、その間特にすることもないとくれば、まあこの暇人に付き合ってやらなくもないという気持ちが湧く逢坂。
「良かったね、香月ちゃん」
そんな風に思っていたところに、突然そんな言葉をかけられ、逢坂はきょとんとする。
「なによ、“良かったね”って」
逢坂の問いに、笹崎は真意の読めない顔でにっこり笑った。
「新聞部、なくならないで済んで良かったね。香月ちゃんにとっては、大切な場所でしょ」
ああ、そういうことかと一旦は納得したが、笹崎が本気で“良かった”なんて思っているわけがないので、逢坂の警戒は緩まない。



