青春の軌跡!

「……田仲くんさ、センスが必要な仕事って得意だったりする?」

「センス?伏見センパイと結城よりは得意かな。笹崎センパイとは、とんとんって感じ」

「いや、生徒会のメンバーと比べられてもわからないから」

そもそも、質問を間違えた気がしないでもない。自分から、センスがある!と自信満々に言う人もそういないだろう。田仲なら言いそうではあるが。

「ちなみに、センスが必要な仕事ってなに?オレに何をさせようとしてるわけ?」

「デザインというか、全体のバランスを見てほしいっていうか。僕と外崎さんがそれぞれ用意した素材を、いい感じに配置してほしい」

「え、そんな全体指揮みたいなこと入ったばっかのオレにやらせる?」

「もちろん、最終的には僕と外崎さんも見るけど、最初の段階である程度デザインを決めてほしいなって。そうしたら、そのあとの作業も楽になるから。そんなに時間もないことだし」

あと、全体指揮は一応僕がやるから。と付け足すと、田仲は「へー」と面白がるような笑みを浮かべた。