そこには、暇そうにカウンターに頬杖をついて欠伸を噛み殺している男子生徒がいる。
にこにこと満面の笑みでそこに向かった外崎は、その男子生徒の目の前に立つと「図書当番、ご苦労様」と声をかけた。
目の前に外崎が現れた瞬間、男子生徒は目を剥くと同時にバランスを崩し、座っていた椅子から転がり落ちそうになる。
「と、との、外崎……!?」
異様なその慌てぶりを不審に思いつつ、石田は少し離れた位置から見守る体勢に入った。
「ちょっとお願いがあるんだけど、後ろの資料室、貸してくれない?」
外崎が“後ろの”と指差すのは、カウンターの奥にあるドア。
「……いやでも、あそこは図書委員以外の生徒の立ち入りは禁止で」
「へー、そう」
「……禁止で、はあるけれども今回は特別に…………」
にこにこと満面の笑みでそこに向かった外崎は、その男子生徒の目の前に立つと「図書当番、ご苦労様」と声をかけた。
目の前に外崎が現れた瞬間、男子生徒は目を剥くと同時にバランスを崩し、座っていた椅子から転がり落ちそうになる。
「と、との、外崎……!?」
異様なその慌てぶりを不審に思いつつ、石田は少し離れた位置から見守る体勢に入った。
「ちょっとお願いがあるんだけど、後ろの資料室、貸してくれない?」
外崎が“後ろの”と指差すのは、カウンターの奥にあるドア。
「……いやでも、あそこは図書委員以外の生徒の立ち入りは禁止で」
「へー、そう」
「……禁止で、はあるけれども今回は特別に…………」



