「なんでもいいですけど、いっしー先輩びしっと言って来てくださいよ。ていうか、摘まみ出してください。部員じゃないんだから部外者ですよあの人」
初めは声を潜めていたはずなのに、いつの間にか外崎は普段の声量に戻ってしまっている。
これではきっと相手にも丸聞こえだろうなと石田が窺ったら、案の定椅子の背もたれに体重を預けた大変くつろいだ様子で、相手がこちらを見つめていた。
ほら、いっしー先輩!と外崎に背中を押され、よろけるように前に出た石田。逢坂からよくない影響を受けているとしか思えない「やっちまえー!」という外崎の声を背中に受け、石田が「えっと……」と口を開く。
そこに、がらりとドアが開き、逢坂が入って来た。なぜか立ち上がっている石田と外崎を交互に見つめて「……あれ、なんか一人多くない?」と首を傾げる。
「石田でしょ、愛梨でしょ、それから……」
順番に部員を指差し確認した逢坂は、最後にドアの近く、自分に一番近いところで誰よりもくつろいでいる人物を指差す。
「田仲っす」
「ああ、田仲か。……って、誰よ田仲!」
初めは声を潜めていたはずなのに、いつの間にか外崎は普段の声量に戻ってしまっている。
これではきっと相手にも丸聞こえだろうなと石田が窺ったら、案の定椅子の背もたれに体重を預けた大変くつろいだ様子で、相手がこちらを見つめていた。
ほら、いっしー先輩!と外崎に背中を押され、よろけるように前に出た石田。逢坂からよくない影響を受けているとしか思えない「やっちまえー!」という外崎の声を背中に受け、石田が「えっと……」と口を開く。
そこに、がらりとドアが開き、逢坂が入って来た。なぜか立ち上がっている石田と外崎を交互に見つめて「……あれ、なんか一人多くない?」と首を傾げる。
「石田でしょ、愛梨でしょ、それから……」
順番に部員を指差し確認した逢坂は、最後にドアの近く、自分に一番近いところで誰よりもくつろいでいる人物を指差す。
「田仲っす」
「ああ、田仲か。……って、誰よ田仲!」



