青春の軌跡!

山を元に戻したところで、伏見は立ち上がって元の作業に戻るが、田仲はそのまま屈んだ体勢で伏見の作業を見学する体制に入る。

「おい、働け。サボるな。お前がそんなんだと終わらないだろ」

「ちょっと休憩しましょうよ。他の二人が来るまで」

まったく……と零して、伏見は作業に戻る。そんな伏見を見上げる姿勢で眺めながら、田仲は口を開いた。

「伏見センパイって、なんだかんだ新聞部のことを気にかけるのは、やっぱり部長がいるからっすか?」

「気にかけてないし、逢坂みたいに煩い奴は好きじゃない」

「別に部長のことを好きかどうかは訊いてないっすけど、自分から言っちゃうのは逆に好きだからなのでは?照れ隠し的な。伏見センパイってツンデレだし」

「誰がツンデレだ!!」

怒鳴られてもどこ吹く風で、田仲には一向に響いた様子はない。