「伏見センパイ、同じ三年生なんだから笹崎センパイのこと引っ張って来てくれたらよかったのに」
「……あいつのクラスに行くと、逢坂と顔を合わせることになるから嫌なんだよ。何もしてないのに喧嘩腰だから相手をするのが面倒だ」
「部長と戯れてると、笹崎センパイにおちょくられますしね」
戯れてない!と言い返す伏見をさらりと流して、田仲は机にほっぽり出した資料に手を伸ばす。中をぱらりと見て、なんとなく古そうだったので段ボールへ。
「おい、適当に入れるな!ちゃんと中を確認しろ」
「してますってー」
ぱらぱらと先程より多めに中を見て、また段ボールへ。その適当さにため息をついてから、伏見は棚からどんどん物を出していく。
壁際に設置された棚の方を向いたまま、田仲に背を向ける形のままで、伏見は口を開いた。
「……さっきの、“やっぱりやめるなら”ってのは、新聞部の話だ」
唐突なその言葉に、田仲は手を止めて、ん?と首を傾げた後で「ああ」と声を漏らす。
「……あいつのクラスに行くと、逢坂と顔を合わせることになるから嫌なんだよ。何もしてないのに喧嘩腰だから相手をするのが面倒だ」
「部長と戯れてると、笹崎センパイにおちょくられますしね」
戯れてない!と言い返す伏見をさらりと流して、田仲は机にほっぽり出した資料に手を伸ばす。中をぱらりと見て、なんとなく古そうだったので段ボールへ。
「おい、適当に入れるな!ちゃんと中を確認しろ」
「してますってー」
ぱらぱらと先程より多めに中を見て、また段ボールへ。その適当さにため息をついてから、伏見は棚からどんどん物を出していく。
壁際に設置された棚の方を向いたまま、田仲に背を向ける形のままで、伏見は口を開いた。
「……さっきの、“やっぱりやめるなら”ってのは、新聞部の話だ」
唐突なその言葉に、田仲は手を止めて、ん?と首を傾げた後で「ああ」と声を漏らす。



