青春の軌跡!

「高校生活が楽しく終われそうなのは、香月ちゃんやきみ達のおかげみたいなところもあるし、それに免じて今回は協力してあげるよ」

「……それは、どうも」

まるで信用ならない笹崎の笑みだが、あまり疑ってかかると前言を撤回されそうなので、素直にお礼を述べておく。

「それで真木くんは、香月ちゃんに最後に何を贈る予定なの?」

「……おくる?おくるっていうのは」

首を傾げる石田に、笹崎が驚いたような顔をする。

「あれ、お世話になった先輩に、何かプレゼントしないの?」

「それは……花束とかってことですか?」

「とってもありがちなプレゼントでまあ悪くはないけど、お別れ会っぽさは抜群に出るよね」

「あっ、じゃあ部員からのメッセージを書いた色紙とか」

「まさにお別れ会って感じだね。きっと香月ちゃん、号泣だ」