それだって、決まった時の逢坂の荒れようは相当だった。
それでも、怒りをぶつける生徒会という存在が目の前にいない分、まだ石田が宥められる範囲の荒れようではあったけれど。
「なるほど、だから部活動会議の度に部長達が怯えてんだ。いっつもセンパイをびくびくしながら窺ってんのは何でなのかなって思ってたんだよね」
当時を知る部長達ならば、それは怯えもするだろう。いつまた笹崎と逢坂のバトルが始まるだろうと、気が気でなかったに違いない。
「でもまあ、これからはそんな争いも起きないだろうからね。仲良くやっていこうね、真木」
「仲良く……ね」
「何か問題が?」
「仲良く出来るかどうかは田仲くん次第みたいなところあるから」
そう言って石田は、田仲を追い越して階段を上り切る。「じゃあね」と別れの言葉を口にして石田が先に進もうとしたところで、「真木」と呼び止められた。
振り返ると、田仲がにっこり笑っている。
「真木が部長だったらさ、オレは副部長?」
田仲の笑顔を睨み付け、石田は鋭く
「図々しい」
そう返して、止めていた足を動かした。
それでも、怒りをぶつける生徒会という存在が目の前にいない分、まだ石田が宥められる範囲の荒れようではあったけれど。
「なるほど、だから部活動会議の度に部長達が怯えてんだ。いっつもセンパイをびくびくしながら窺ってんのは何でなのかなって思ってたんだよね」
当時を知る部長達ならば、それは怯えもするだろう。いつまた笹崎と逢坂のバトルが始まるだろうと、気が気でなかったに違いない。
「でもまあ、これからはそんな争いも起きないだろうからね。仲良くやっていこうね、真木」
「仲良く……ね」
「何か問題が?」
「仲良く出来るかどうかは田仲くん次第みたいなところあるから」
そう言って石田は、田仲を追い越して階段を上り切る。「じゃあね」と別れの言葉を口にして石田が先に進もうとしたところで、「真木」と呼び止められた。
振り返ると、田仲がにっこり笑っている。
「真木が部長だったらさ、オレは副部長?」
田仲の笑顔を睨み付け、石田は鋭く
「図々しい」
そう返して、止めていた足を動かした。



