青春の軌跡!

「あとで嘘だってバレたら覚悟した方がいいよ。本気で怒った部長は誰にも止められないから」

新聞部のことになると逢坂は沸点がとても低い。そして逢坂がキレるともれなく外崎もキレる。

「いつだってセンパイのやることを止められてなくない?真木は」

「さすがにそれは、って時は言うよ。部長も、何だかんだ言いながらちゃんと聞くしね。でも、ぶち切れた時は別」

「へー、一度でもあるの?ぶち切れたこと」

「僕が見たことあるのは一度だけ」

確かあの時は、笹崎の胸倉を掴み上げて今にも殴り掛かりそうな逢坂を、伏見が必死で止めていた。
その場に石田もいたのだが、あまりのキレように成す術がなかった。ただ、呆然と目の前の光景を見ていることしか出来なかった。

「当時の生徒会役員の三年生とか、各部の部長とか、佐々木先生とか、みんなして部長を宥めてとにかく大変だったんだから」

宥める以前に、まずは笹崎から引きはがすことに苦労していたけれど。