「だから、新聞部いいなー、でも廃部かー、あーだったら真木が生徒会に来てくれないかなー。そしたら少しは楽しくなりそうなのにって思ってた時に、センパイに声かけられた」
部長に?と問い返した石田に、「そう」と田仲が答える。
「“知ってた?本来部活には入れない生徒会役員だけど、文化部だったら入れるのよ”って」
「……ん?それだけ?」
「それだけ」
佐々木の言いぶりからして、てっきり熱烈アプローチでもしていたのかと思ったが、実際は実にあっさりした声掛けだったらしい。
そういえば逢坂は、田仲に対しては何もアクションを起こさないと言っていた。下手に勧誘すると、それを断って新聞部の面々を困らせることに楽しさを見出しそうだからと。
だからこその、逢坂的最低限の声掛けがそれだったのだろう。
だが結果として、逢坂のその作戦は見事に成功したと言える。
部長に?と問い返した石田に、「そう」と田仲が答える。
「“知ってた?本来部活には入れない生徒会役員だけど、文化部だったら入れるのよ”って」
「……ん?それだけ?」
「それだけ」
佐々木の言いぶりからして、てっきり熱烈アプローチでもしていたのかと思ったが、実際は実にあっさりした声掛けだったらしい。
そういえば逢坂は、田仲に対しては何もアクションを起こさないと言っていた。下手に勧誘すると、それを断って新聞部の面々を困らせることに楽しさを見出しそうだからと。
だからこその、逢坂的最低限の声掛けがそれだったのだろう。
だが結果として、逢坂のその作戦は見事に成功したと言える。



