青春の軌跡!



逢坂が高々と宣言したあとで悪役みたいな高笑いを披露したあと、いざ作戦会議という段階で石田は呼び出しを受けて、再び部室を出ていた。
校内放送で呼ばれた職員室で、石田は佐々木から一枚の紙を手渡される。その紙を見た瞬間、石田は驚きに目を見開いた。

「えっと……なんで、僕に?こういうのは、部長の方が……」

「逢坂さん本人から、今後新聞部に関することは次期部長の石田くんに連絡してほしいって言われていたからね」

“次期部長”――佐々木が放ったその言葉に、思わず紙を持つ石田の手に力が入る。

「そう、ですか……。ところで、あの…………これって、本当のやつですよね?偽物っていうか、変な冗談とかじゃなく?」

石田の疑わしげな声に、佐々木はくすりと笑う。

「もちろん、本当のやつだよ。冗談で持って来た物を、先生が受け取るわけないでしょ」

それは確かにそうだ。そうなのだが、どうにもすんなり受け入れられない自分がいる。

「逢坂さんの頑張りが実を結んだんだよ」

「……部長の?」

疑わしげに紙を見つめていた石田は、佐々木の言葉に顔を上げる。