青春の軌跡!

「仲間内で争ってもしょうがないでしょ。むしろ今は、団結力を高めてこの状況を乗り切らないといけないんだから」

「……そう、ですよね。……すみません、いっしー先輩。怒りで我を忘れました」

「ああ、いや、いつものこ――じゃなかった。気にしてないから大丈夫だよ」

逢坂の言葉は何だって素直に聞き入れる外崎なので、熱狂的な逢坂信者なので、諭されて素直に石田へ頭を下げる。
そしてようやく、目の前に置かれた缶の存在に気が付いたらしく、「いただきます」と手に取ってプルタブを開けた。

「さて、じゃあ愛梨も落ち着いたところで、作戦会議ね」

「作戦会議……?」

「そうよ。言われっぱなし、やられっぱなしで終わらせるわけないでしょ。忘れたの?」

缶を持っていない方の手で、逢坂が石田の後ろにあるホワイトボードを指差す。
思わず振り返った石田は、そこにでかでかと書かれた文字を見た。