「よし、乗り込もう。今すぐ乗り込もう。全員その辺の段ボールあさって武器を取れ」
「落ち着いてください部長。とりあえず、ココアでも飲んでください。ほら、プレミアムなやつですよ」
ずいっと石田が逢坂に缶を押しやる。買ってきてからずっと逢坂の前にはあったのだが、怒れる逢坂の目には留まらなかったようだ。
ようやくその存在を認識したらしい逢坂は、しばしドアの方を睨み付けた後で、盛大なため息をついてから乱暴に缶を手に取りプルタブを開けた。
ちょっぴりお高いプレミアムココアを、逢坂は味わう間もなくぐびぐび煽る。
「外崎さんもほら、はちみつジンジャーレモンティーで一息ついて。その盾みたいなでっかい三角定規は……どこから持って来たの?ひとまず置こうか」
「そこの段ボールからです。でも!一息入れている場合じゃないですよ!!」
外崎が怒りの声を上げながら、机をばんっと叩く。
そのまま机に置かれた三角定規を、石田はすかさず掴んで外崎の手が届かない位置まで遠ざけた。代わりに、手が届く位置にはちみつジンジャーレモンティーの缶を置く。
「落ち着いてください部長。とりあえず、ココアでも飲んでください。ほら、プレミアムなやつですよ」
ずいっと石田が逢坂に缶を押しやる。買ってきてからずっと逢坂の前にはあったのだが、怒れる逢坂の目には留まらなかったようだ。
ようやくその存在を認識したらしい逢坂は、しばしドアの方を睨み付けた後で、盛大なため息をついてから乱暴に缶を手に取りプルタブを開けた。
ちょっぴりお高いプレミアムココアを、逢坂は味わう間もなくぐびぐび煽る。
「外崎さんもほら、はちみつジンジャーレモンティーで一息ついて。その盾みたいなでっかい三角定規は……どこから持って来たの?ひとまず置こうか」
「そこの段ボールからです。でも!一息入れている場合じゃないですよ!!」
外崎が怒りの声を上げながら、机をばんっと叩く。
そのまま机に置かれた三角定規を、石田はすかさず掴んで外崎の手が届かない位置まで遠ざけた。代わりに、手が届く位置にはちみつジンジャーレモンティーの缶を置く。



