青春の軌跡!

「あれ、真木くんはお留守?」

「今お使い中よ。ていうか、帰れって言ってんでしょ!なにしれっと入って来てるのよ」

「お使い中、なるほど。それって、パシリを体よく言い換えた感じかな?」

「……喧嘩を売りに来たってわけね、上等じゃない」

拳を握って腰を浮かせる逢坂に、笹崎は笑顔で「まあまあ、落ち着いて」と。

「今日は、大事な話があって来たんだよ」

「大事な話?ろくでもない話の間違いでしょ」

逢坂は、心底嫌そうに顔をしかめて返したあとで、握った拳はそのままに一旦浮かせた腰を下ろす。

「で、なに」

「せっかちだなー香月ちゃん。真木くんが来るまで待とうよ」

「こっちは一秒でも早くあんたに出て行ってほしいのよ。ちんたらしてたら、あんたを迎えに今度は伏見のバカが来るでしょ」

「透也に会いたいってこと?」

「何でそうなるのよ!!」

握ったままだった拳で、逢坂は机をだんっと叩く。