青春の軌跡!

「これは、別に気にかけているとかそんなんじゃない!あいつは野放しにしておくと何をしでかすかわからないから、必然的に気にしなくちゃいけないだけであって、好きで気にしているわけじゃ断じてない!!」

「あ、はい。えっと……はい」

伏見の勢いに押される形で、石田は“はい”しか言えなかった。
でも、そんなに必死に否定されると逆にツンデレめいて見えるというか、なるほどこれが笹崎から“透也は香月ちゃんのこと気に入っているから”と言われる所以かと石田は密かに納得した。

反応が大きければ大きいほど喜ぶタイプの人種である笹崎にしてみれば、伏見のこの反応は面白くて仕方がないのだろう。
田仲に絡まれることが増えたことで、石田は似たような性格の笹崎のことも理解しつつあった。